ボランティアグループ紹介
農村の地域資源(水や土)を保全・活用したボランティア活動を通じ、農村コミュニティの再生と豊かな里づくりが進めています。
◆あじさいいっぱい運動協議会/ 代表・中西正勝 10地区・500名
地域資源の保全を目的に多気町勢和地域一帯の農業用水や田んぼのまわりにあじさいを植栽し農村景観にマッチしたあじさいの里づくりを進めています。

 

◆ほてい倶楽部 /
代表・松本敏治 他30名
休耕田の多面的活用による生態系の保全活動・「農村のビオトープ」づくり
ホテイアオイとメダカの観察会、田んぼのコンサートなどのイベント開催
(平成12年4月三重県環境功労賞受賞)
 
◆劇団「ほてい葵 」/ 代表・林千代子 他35名
色々な職業をもつむら人が集まり、郷土の偉人を演題として手作りの演劇を行っています。第1作は、立梅用水創設に努力した「西村彦左衛門」の「わしらの村に水がきた!」です。演劇を通じ、「ふるさとの水と土を大切に!」と呼びかけました。 
 近日公演 平成25年7月7日 「馬上の姫」
◆ふるさと応援団/ 代表・長谷川紀幸 他20名
松阪市で水彩画や俳句に興味のある企業の方が「ふるさと応援団」を結成し、「ふるさと水と土保全活動」の一環として行われるイベントに際し、現地のお客さんといっしょになって水彩画や俳句を楽しんでいます。
◆ハーブの会/ 代表・高橋みわ 他10名
本草学者、野呂元丈誕生の地に因んで畑でハーブづくりを行い、クッキー、リース、におい袋など製造、「元丈の館」ではアロマ体験も行っています。
◆勢和の語り部会/ 代表・中西正勝 他20名
元丈の里・春祭り(イベント参加)古里の歴史や文化、自然を学んでいる勢和の語り部会は会長を務める丹生の辻洋史さんを中心に、地域の魅力再発見を目指して昨春に発足。若い人からお年寄りまでの会員17人で構成されています。
勢和地域の散策は、弘法大師ゆかりの丹生山神宮寺周辺の「大師の里」、ふるさと交流館を中心にした「ささやま」、江戸時代の本草学者である野呂元丈の生誕地に整備した波多瀬中山薬草薬樹公園を軸にした「元丈」の3コースを設定し、所要時間は他のコースと同様、2、3時間が見込まれています。
◆高根梅部会/代表・中野亘正他32名
平成8年、恵まれた自然を生かし、農林業を始めとする土地の有効活用を図り、梅林等により、地域の活性化及び発展に資することを目的に高根梅部会が発足いたしました。平成8年12月多気町朝柄地内の高根(標高320mの山中)に18,000uの梅林を開墾、南高梅の苗木350本を植樹しました。
平成14年、梅樹の生長と共に梅の収穫を始め、平成16年度では1,500sの収穫があり、青梅、梅干での販売や梅ジュース、梅ジャムなどの加工品販売を行っています。
◆獅子舞文化保存会・5団体128名
多気町勢和地域では、農耕文化に関連して五穀豊穣などを願う獅子舞神事が残されています。波多瀬獅子舞保存会(高橋文教代表他16名)、朝柄文化財保存会(中野正宣代表他21名)、古江文化保存会(吉田吉明代表他21名)、丹生獅子舞保存会(高橋 進代表他50名)、片野長龍神事保存会(野呂景市代表他16名)の各保存会の皆さんが地域に伝わる伝統文化を継承され活動をされています。
H花作り.jpg (8525 バイト) ◆花づくりグループ/ 各地区10団体 100名
多気町勢和地域では、全地区で道路沿いの空地や休耕田を活用し、ポケットパークを作り、季節の花で美しい景観づくりを進めています。
この他にも、地域資源(水や土)を保全・活用し、薬草グループ・桜を守る会・ふれあい窯・JA稲作部会・自然観察会などのボランティアグループが、それぞれに活動を行っています。
平成9年これら一連の「ふるさと水と土」保全活動が認められ、「心豊かなむらづくり」農林水産大臣賞を受賞しました。
活動を通じて気づいたこと
1: 農業用水やため池など、普段は立ち入ることが出来なくてもイベントでは格好の舞台になること。
2: 村の歴史上に登場する偉人は、その気になればいつでもみんなを導いてくれるし、遺跡や文化財は共通の話題づくりにも活用できること。
3: いつも食べている米は、日本一と言われている魚沼産にけっして引けを取らないこと。
4: 田んぼや農道など、どんな殺風景なところでもちよっと花を植え咲かせるだけで、人の心をなごませ、多くの人々を集めること。
5: 村に住んでいる人達は、それぞれ特技や思いをもっていて、だれかが少し勇気をだして声をかけると動き出し、素晴らしい力が発揮できること。
6: 身近にあるふるさとの水や土、歴史や文化は私達の地域だけに与えられた大切な地域資源であり、これを良く知り最大限に活用していくことの大切さ。