休耕田を活用しヘイケホタルの里づくり研究活動
(多気町朝柄地区・2001.3.2〜2004.3.31)
ヘイケホタルの里づくり
2001.3.2より三重県環境事業団(三重ビオトープ研究会)と立梅用水土地改良区と農家が協力し多気町朝柄地区の休耕田(1000u)を活用したヘイケホタルの里づくり研究活動を行なっています。

この研究の目的は、生物の生態環境を知ることにより広く土木工事の設計や施工基準に生かそうとするものです。


(ヘイケホタルの里づくり活動経過)

NO12「ヘイケホタルの里」・研究会2004.7.29


三重県環境事業団(三重ビオトープ研究会)による生き物調査を行ないました。
NO11「ヘイケホタルの里」・研究会2004.3.12

3年目の冬を向かえ、研究の成果報告会を行ないました。
今後の取組みについて話し合い、平成16年度は詳細な生き物調査、地域住民への経過説明会を開催することとなりました。

NO10「ヘイケホタルの里」・観察会2003.7.11

三重県環境事業団(三重ビオトープ研究会)によるヘイケホタルの観察会を行いました。時期が少し遅かったこともあり数匹のヘイケホタルしか確認出来ませんでした。6月15日頃には沢山のヘイケホタルの発生を地元農家の方が確認しています。



←確認されたヘイケホタルの二世
NO9「ヘイケホタルの里」の様子2003.6.12

ヘイケホタルの二世がたくさん誕生しました。

NO8「ヘイケホタルの里」・生き物調査2003.2.28
2年目の冬を向かえ生態の変化を調査しました。
研究は後一年継続することとなりました。
NO7「ヘイケホタルの里」・生き物調査2002.8.26
今回は、三重県環境事業団(三重ビオトープ研究会)による生き物調査を行ないました。

←三重県環境事業団より「ヘイケホタルの里」づくりの経過説明を行なう。

 

←動物全般、昆虫類、植物の講師を招き調査を行なった結果、植物55種類
水生昆虫41種類が確認されました。
今後ヘイケホタルの生息を維持するには水路の再整備が必要ではないかと話合われました。

NO6発生したヘイケホタル2002.5.22
田んぼの周辺にヘイケホタルが発生しているのが見うけられました。

「ヘイケホタル鑑賞会」6月28日(金)19:00〜21:00
三重ビオトープ研究会のみなさんと地元の子供たちの参加のもと「ヘイケホタル鑑賞会」を開催しました。
50匹程のヘイケホタルを確認しました。
NO5「ヘイケホタルの里」の様子……2002.2.8
冬の田んぼはすべての植物が枯れてしまっています。
秋にイノシシに荒らされた足跡や野鳥の足跡が残されていました。

谷水を取り入れて湿田が保たれています。
順調に行けば、周囲の畦などにヘイケホタルの卵が生みつけられています。
 

←水田の水は、山からの渓流水を取入りたもので水温は15.2℃でした。

エサとなるモノアラガイやいろいろな水生昆虫も見うけられました。

 

←動きは鈍いもののタイコウチの元気な姿が見うけられました。
休耕田だった一昨年と比べ水田機能のもつ生物多様性には驚くばかりです。

5月に入ってヘイケホタルが飛んでくれることを楽しみにしています。


NO4「ヘイケホタルの里」の様子……2001.6.23
雑草が腰長ほど伸び、田んぼ一面に広がってきました。
水生生物の種類は丹生の「メダカ池」と比較すると随分少ないですが、アメ
ンボ―・カワニラなどが田んぼの中で見られるようになりました。

エサとなるモノアラガイやヘイケホタルの成虫を移殖しました。

←今回の作業は事業団のメンバーと地元小学生親子ら30名がエサとなるモノアラガイとヘイケホタルの成虫を採取し移殖しました。
今後、この田んぼを観察しながら来年ヘイケホタル発生を待ちます。
 

←多気町上出江地区の水田からヘイケホタルのエサとなるモノアラガイを採取しました。(2001.6.23)

NO3「ヘイケホタルの里」の様子……2001.5.1
田んぼ一面に雑草が生え始めました。
NO2「ヘイケホタルの里」の様子……2001.3.30
実験開始から1月が経ちました。
NO1「ヘイケホタルの里」の様子……2001.3.2
研究メンバーにより荒れていた休耕田を起耕し水を張りました。

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